神仏混交を具体的に表現する神社
JR田町駅から歩くこと10分程度の場所にあるボーリング場・東京ポートボウル。
昔ながらのレトロ感あふれる外観のボウリング場ですが、
こちらのお隣りに鎮座するのが芝浦妙法稲荷神社となります。
境内には細かい御由緒について記載されていますが、
要約すると以下の通りになります。
" 芝浦妙法稲荷神社は元々は一本の太い柘榴の木と共にあった祠でした。
その後、この稲荷の祠は1971年に改築遷座され、
竹芝橋稲荷に移築合祀することとし
「芝浦妙法稲荷」と名付けられました。
竹芝橋稲荷は法華経有縁の稲荷で姫稲荷であり、
故にこの稲荷のご本体は正に女神であり、
法華経守護誓願の鬼子母神かその一類であり、
「妙法稲荷」の名称を冠す神意と感得する。
後の1982年にブロンズ製金色の釈尊座像を祀り、
神仏混交を具体的に表現したとのこと。
これの意味するところは法華経見宝塔品の宝塔湧現であり、
日蓮御聖人のお曼陀羅本尊の実現である。"
最初にこちらの神社を見たときは、
近未来的な雰囲気、はたまた、東南アジア風の雰囲気なのか?
と非常に不思議な感じがしたのですが、なんて最初は思いましたが、
なるほど、こうして改めて神社を見ますと、
釈尊座像がなぜこちらにあるのかがわかります。
他の神社とは一線を画するユニークな神社であることは間違いないですね。
新しくなったウォーターフロントの散策の一環して訪れるのも面白いです。
ちなみに、バブル期に一世を風靡したジュリアナ東京は、
こちらのすぐ後ろにあったとのこと。
恐ろしいほどのミスマッチですね。
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