2020年5月12日火曜日

白金高輪駅から白金台駅へ ③ 古寿老稲荷神社

坂の多い街・白金高輪駅周辺


コッホ・北里神社を後にして、再び白金高輪駅方面へと向かいます。
この付近は坂の多い街として知られていますが、
途中に三光坂というやや急な坂道もあります。



標柱の説明によれば、本来は坂下専心寺にあった三葉の松にもとづき
三鈷(さんこ)坂だったらしいですね。
別に、日月星の三光などともいうそうで。

三鈷とは金剛杵のことですが、
なるほど、この付近にはお寺も多いです。

そんな三光坂から歩くこと10分程度の天神坂に、
次の目的地である古寿老稲荷神社がございます。

ちなみに天神坂は、その昔坂の南側に菅原道真の祠(ほこら)があったからとのこと。
こちらの坂も長さこそありませんが、結構急な坂です。

古寿老稲荷神社


古寿老稲荷神社の詳しい創建年代は不明ながらも、
当地への遷座は1678年 (延宝6年) とのことで、
当地での歴史も相当長いことが伺えます。


御祭神は宇賀御魂命です。

都心の神社だけあり、ビルとビルの谷間にあるような構図ですが、
この一角だけは昔ながらの神社の雰囲気を醸し出しています。

社殿など実に味のある趣きです。
地元の方にいかに大切にされているかが分かりますね。


昭和の雰囲気を感じさせる神社


境内には関東大震災からの震災復興記念碑 (日付は昭和10年4月15日とあり)をはじめ、
その他にも石碑がいくつかあります。


壁にも町名などが記載されており、
狭い境内はちょっと賑やかで活気がある雰囲気です。

こじんまりとしてはいますが、
整備も行き届いていて気持ちの良い神社という印象でした。

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