2017年11月10日金曜日

五反田駅周辺散策 ~ 海喜館から雉子神社へ ~

今日は五反田駅周辺をちょっとだけ散策致します。

まず向かうのは「城南信用金庫本店」です。
私が五反田で働いていた時は、信用金庫業界No1の規模を誇っていましたが、
2001年に京都中央信用金庫が、経営破綻した京都みやこ信用金庫、南京都信用金庫の
事業を譲り受け合併して誕生したことにより預金量・貸出金量とも2位となっています。

城南信金本店は信用金庫というイメージとは異なり、
かなり大きな建物になっています。

(城南信用金庫本店)




















この本店ビルの一角に建っているのが「品川区立第一日野小学校跡 」の石碑です。
石碑もさることながら、大きな赤い石があります。
何か石碑がちょっと窮屈そうですね。

(品川区立第一日野小学校跡)



















さて、城南信金から五反田駅方面に歩いていると、
古い料亭風の建物がありますが、こちらが「旅館 海喜館」です。
なかなか廃墟チックな建物ではあります。
巨大詐欺事件の舞台にもなり(勝手に舞台にされただけですが)、
「怪奇館」という異名も言い得て妙です。

(旅館 海喜館 - 外観)

(旅館前がSmoking Spot で煙いです)

(旅館 海㐂館 - 草書体が歴史を感じさせます)

(こちらは新しい?海喜館の看板)

(かなり古い住居表示が残っています)

























































































再開発が進んでいる五反田地区ですが、
ここだけは時計が止まったかのようなエリアです。

続いては五反田駅を越えて、「白雉山慈光院 寳塔寺」へ向かいます。

1401年 (応永8年)に品川の海岸近くに創建した古刹で、
当地に移ったのは万治年間 (1658年~61年)と言われています。

目黒川の水害を受けて当地に移ったというだけあり、
一段高い城壁のような壁の上にあります。

ちなみに、目黒川は現在でも氾濫リスクが高く、
私が五反田で働いていた30年近く前も、
台風だ!といって、事務所前に一所懸命土嚢を積んだ記憶があります。

(宝塔寺 - 山門)

(宝塔寺 - 本堂)

(お地蔵様)























































こちらのお寺から桜田通り沿いへ向かったところにあるのが「雉子神社」となります。
先に参拝した寳塔寺は雉子神社の別当寺でした。

江戸期には上大崎村・下大崎村・谷山村の鎮守であったこの神社、
創立は文明年中(1469年~1487年)という歴史ある神社です。

慶長年間に徳川三代将軍家光が鷹狩りに来た時、
一羽の白雉が社地に飛び入ったのを見て、「以後雉子宮と称すべし」と言われ、
以後「雉子ノ宮」と改称したと伝わっています。

古い神社ながらも、都心の大動脈沿いにして五反田駅近くの立地から、
ビルと一体化した神社へと変貌を遂げています。
一言で言えば「スタイリッシュ」な神社ですね。




(境内社 - 三柱神社)

(ビルと一体化しているのがわかります)



























































五反田付近については、高輪方面へ向かうと色々ありますが、
本日はここまで。これから都営浅草線で西馬込へ向かいます。

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