同じ駒込の名前を冠していますが、駒込富士神社のあるのは本駒込です。
本駒込は文京区ですので、豊島区から文京区への移動となります。
実は今回の駒込周辺散策において最も楽しみにしていたのが
こちらの駒込富士神社です。
都内の富士神社は比較的小規模なものが多いですが、
こちらは比較的大きなもので、
立地的にも境内社という形ではなく独立しています。
鳥居には「富士社」と書かれた豪快な扁額がかかります。
境内はやや殺風景な印象ですが、富士塚まで来ますと、
彩色豊かな石碑が数多く並びます。
往時の繁栄を物語る勇壮な光景です。
(駒込富士神社 - 鳥居) |
(かつての繁栄を物語る彩色石碑) |
(こちら側にも石碑があります) |
(富士胎内を模した胎内窟) |
駒込富士神社は元々は旧本郷村にありました。
本郷村の名主が1573年 (天正元年) に現在の東京大学の地に
駿河の富士浅間社を勧請したことに歴史は始まります。
当地へ移転したのは1628年 (寛永5年) のことです。
本郷の地が加賀前田家の上屋敷として充てられたことによります。
富士塚は古墳を改造したものという説がありますが、
さもありなんという雰囲気です。
それでは急な階段を登り拝殿を目指します。
拝殿は質素ですが、本当に山頂にあるかのような雰囲気です。
(階段は結構急ですのでご注意を!) |
(駒込富士神社 - 拝殿) |
山頂付近にある祠も本格的な雰囲気を感じさせますね。
(小御嶽社とあります) |
ちょっと寂しい雰囲気なのは残念な部分がありますが、
都内の富士神社では有数の規模と雰囲気があると思います。
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