2017年12月28日木曜日

田端散策 ① 田端八幡神社 & 東覚寺

ちょっと遅い昼食後にいよいよ田端近辺の散策に出かけます。
田端駅と言えば、京浜東北線と山手線が分岐する交通の要所ではありますが、
正直、今一つマイナー感が漂います。
とはいえ、久しぶりに来ますと駅舎なども現代的にリニューアルした感じです。

(JR田端駅 - お洒落になりました)



















まずは、かつて田端に住んでいた文豪・芥川龍之介にちなんでつけらた
「りゅうのすけくん通り」を下り、田端八幡神社へと向かいます。

(りゅうのすけくん通り商店街の旗が見えます)



















田端八幡神社はかつての田端村の鎮守だった神社です。
歴史は古く、1189年 (文治5年) に源頼朝が当地の豪族である豊島氏とともに、
奥州藤原氏一族を平定し、帰路に鶴岡八幡宮を勧請して創建されたと言われています。

神輿庫がずらりと並ぶ参道を歩いて参拝へ向かいます。
社殿は丘の上にあります。
拝殿は重厚な造りで重みがあります。

(田端八幡神社)
(参道に神輿庫が並びます)

(田端八幡神社 - 拝殿)

(威厳ある佇まいです)








































































社殿へ向かう途中には、小さいながらも富士塚があり、
頂上には富士浅間神社があります。
こちらの緑の鳥居を見た時には、
思わず「霊験あらたか」という言葉が浮かびました。
非常に雰囲気のある神社です。

(富士塚へも参ります)

(田端山元講の石碑)

(美しい鳥居と富士浅間神社)

さて、田端八幡神社のお隣りには「赤紙仁王尊」があります。
一般的な知名度で言えば、こちらのほうが有名かもしれません。
特徴的なのは体中に赤紙が貼られた金剛力士像があることです。
病を患った人がその部分に相応する箇所に赤紙を仁王像に貼ると
治癒されると言われているため、仁王様には赤紙がいっぱいです。

(東覚寺 - 不動堂)

(赤紙仁王尊 - 阿像)


(赤紙仁王尊 - 吽像)

そんな仁王像があるのがこちらの東覚寺です。
1491年 (延徳3年) に源雅により神田に創建され、
当地へ移転されたのは1600年頃と言われています。
江戸時代までは田端八幡神社の別当寺でした。

(真言宗豊山派寺院 - 東覚寺)

(号は白龍山寿命院)




































こちらは道路拡張により新しくなった寺院とのこと。
そんなわけで、寺院自体は歴史のわりに新しい感じですね。

この拡張された通り沿いはごちゃごちゃとした下町の雰囲気はなく、
ちょっと明るい雰囲気が漂います。
とは言うものの、一本路地を入ると昔の雰囲気を感じさせるのが田端ですね。

引き続き、付近の神社を散策していきます。


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