2018年1月18日木曜日

清澄白河から水天宮前へ ③ ~ 清洲橋から金比羅宮 & 真砂座跡へ ~

清洲橋を渡り江東区から中央区へと向かいます。
徒歩で渡るのは初めてかもしれませんね。

清洲橋はブルーが印象的な大型橋ですが、2007年(平成19年)に、
都道府県の道路橋として初めて勝鬨橋・永代橋と共に
国の重要文化財(建造物)に指定されました。
名実共に東京を代表する橋と言えますね。

清洲橋の構造は「自碇式鋼鉄製吊り橋」で、橋長は186.3m、幅員 22.0m。
大正14年3月に着工、昭和3年3月に竣工という歴史ある大橋です。

(清洲橋 - 遠景)

(清洲橋 - 歩道部分)

(清洲橋より隅田川を臨む)

(清洲橋)

(清洲橋の説明碑)
























































































清洲橋を渡ると中央区です。
こちらの地番は日本橋中洲です。
日本橋を関する地名は多いですが(例: 日本橋人形町、日本橋本石町)、
日本橋中州は唯一末尾に「町」が付かない地名で、
こちらは文字通り隅田川の中州だったエリアとなります。

清洲橋からしばらく歩くと正面に「金比羅宮」と「慈愛地蔵尊」がございます。
こちらは「香川県のこんぴらさん」を勧請したもののようですね。

(金比羅宮 & 慈愛地蔵尊)



















中央区内の神社にあってはクラシカルな雰囲気を漂わせる神社です。
慈愛地蔵尊には千羽鶴やお花がきちんとお供えされており、
地元の方の信仰の篤さが伺えます。

(金比羅宮)

(慈愛地蔵尊)




































雨の夕刻ということもありますが、ちょっと寂しい雰囲気ですね。
中央区にもこういうエリアがあるのだな、と思いました。

最後に「真砂座跡」を訪ねてみます。
ちょっと読み難いですが碑文にはこのように書かれています。

(真砂座跡)

(真砂座跡 - 解説)





































「夏目漱石の「我輩ハ猫デアル」は、小山内薫によって脚色された。
伊井蓉峰らが出演し、日本橋中洲の眞砂座跡で
明治三十九(一九〇六)年十一月三日から三十日にかけて上演された。
平成十五年十月吉日 早稲田大学 第十四代総長 奥島 孝康 識」

真砂座が当地に出来たのは1893年(明治26年)のことです。
小劇場ながら人気があって往時は結構な賑わいを見せたらしいですが、
今では普通の住宅街でひっそりとした感じです。

GoogleMapを頼りに石碑を探したのですが、
勝手に細長い石碑をイメージしていたので何回も前を通り過ぎました。

雨が降っていたので、思ったより寄り道できませんでしたが、
古い建物も所々にあって散策にはなかなかいいルートでした。
改めて天気の良い日に来てみたいと思いました。


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