神田猿楽町町会詰所 ～ 元・猿楽町駐在所のレトロな建物 ～

千代田区景観まちづくり重要物件指定

神田猿楽町と言えば、文教地区という色彩が強いイメージですが、

オフィス、商業ビル、住宅なども混在しているエリアで、

かなり賑やかな地区です。

当地は江戸時代には一帯が武家屋敷で、

現在でいう錦華通りが表猿楽丁、

猿楽通りが裏猿楽丁と呼ばれていたそうです。

そして「猿楽町」の地名の由来ですが、

猿楽師・観世大夫一団の屋敷がこの付近にあったことに由来するとのこと。

そんな猿楽町にあるレトロで有名な建物が、

神田猿楽町町会詰所となります。

昭和初期の建築物で、

当時は鉄筋コンクリート造が珍しく、

貴重な建物だったとのことです。

なるほど、今でもその姿があまり変わってない感じで、

費用も相当かかったのでしょう。

今でも交番のロケ地として使われるそうですが、

逆に言うと、最近の交番は味気ないデザインの建物が多いということでしょうかね？

いずれにしても、いつまでもこのまま残って頂きたい建物です。