2025年6月30日月曜日

京急大師線の旅 ⑥ 塩浜神明神社

塩浜地区の鎮守


日の出厳島神社から再び歩いて、
900m程離れた塩浜神明神社へ向かいます。

塩浜神明神社は貨物線も近くを通り、
やや工業地帯的色彩が強いエリアですね。





















塩浜神明神社の創建は1679年(延宝7年)とのことです。
当社のある大師河原村では寛文年間に塩浜が開かれ塩の生産が始まり、
塩浜地区の鎮守として神明社が祀られたそうです。

なので、境内社として塩釜神社も祀られており、
こちらも境内社としては随分大きな社殿になっています。


















また、境内には古い石像・石塔もありますが、
石塔は日の出厳島神社にあるものと同様、
かなり風化したお姿になっています。


















この後は、塩浜稲荷神社へ参拝致します。



2025年6月29日日曜日

京急大師線の旅 ⑤ 日の出厳島神社(出来野弁天)

出来野厳島神社


田町稲荷神社の次は日の出厳島神社(出来野厳島神社、出来野弁天)へ向かいます。
距離にして600mくらいですが、
人通りの少ない住宅街をしばし歩いて到着します。





















日の出厳島神社の詳細な創建年代は不詳とのことですが、
当地を含む川崎・稲荷新田の開発は1625年(寛永2年)からスタートしている事より、
新田の守護神としてこの時期に創建されたものと思われます。

以前は鳥居の前は直ぐ海に繋ぐ出来野川の船着場だったそうで、
海苔採りにいく船で賑わっていたエリアだったそうです。
江戸時代は周囲の状況は相当異なっていたようですね。

お隣りには境内社の出来野稲荷神社がありますので、
併せて参拝させて頂きます。



















また、境内には古い庚申塔もありますが、
かなり風化したお姿になっています。
このことも、当地が海に近かったことを物語っているようです。




















境内も広く、落ち着いた雰囲気の神社という印象ですが、
ちょいと気になることが...

私が訪問した2025年6月7日時点ではGoogle Map上には記載がなかったのですが、
この記事を書いている6月29日時点では「閉業」という文字があります。

神社がなくなるような兆候は一切見られなかったですが、
何か事情があるのか心配です。



2025年6月28日土曜日

京急大師線の旅 ④ 田町稲荷神社

元清宝院除地内の弁天社の末社


殿町水神宮に続いて田町稲荷神社へと向かいます。

基本的には住宅街と言った感じの中を歩きますが、
場所柄、工場や事務所なども点在しています。

住宅なのは比較的新しいものが多いですが、
中には味のある古い建物も見ることができます。



















そんな住宅街の中を800mほど歩くと、
田町稲荷神社へ到着です。



















田町稲荷神社のご由緒につきましては、
境内に掲示がありました。

それによりますと、
元清宝院除地内 (中瀬の小松製作所の東南隅・現智覚院千蔵寺境内)
に弁天社の末社(建立年代不明)としてあり、
いつの頃かご神体たる神像が盗難に遭い失われたこともあり、
1764年(宝暦14年)正月名主池上七左衛門、
小島六郎左衛門他十一名が願主となり勧請し、
祭神の宇迦之御魂神、大宜都比売神を合祀し、
稲荷神社と称するようになったとのことです。。
なお、当地への遷座は1952年(昭和27年)だそうです。

また、境内はスッキリとした感じですが、
古そうな石像がありました。


















こちらの神社は社務所と町内会館が一体化しており、
地元密着型の神社であることがわかります。

続いて、日の出厳島神社へ向かいます。



2025年6月27日金曜日

京急大師線の旅 ③ 殿町水神宮 (殿町水神社)

大師河原・旧稲荷新田の村社


殿町3丁目の祠から、いよいよ殿町水神宮へと向かいます。

途中、多摩川土手を歩いて向かいましたが、
風が心地よかったのと、
羽田空港が本当に近いんだな~というのが印象的です。





















殿町水神宮はそんな多摩川土手からすぐの場所にあります。




















殿町水神宮の創建は江戸時代とのことで、
新田開発が行われた大師河原・旧稲荷新田の村社として建立されました。

今でもそれなりに広い境内なので、
往時からあまり雰囲気は変わってないのかな?という印象です。

最後に境内社道祖神社(道祖神・乳出地蔵尊)にもお参り致します。




















続いては、再び大師線方面へ戻り、
田町稲荷神社へと向かいます。



2025年6月26日木曜日

京急大師線の旅 ② 殿町稲荷社 & 殿町3丁目の祠

住宅街にひっそりと佇む神社


田町厳島神社の旧社殿に続いて、
殿町水神宮へと向かいます。

貨物線の踏切を横切って向かいましたが、
これだけ幅の広い踏切は久しぶりに渡るという感じですね。



















殿町水神宮へ向かう途中に、
ひっそりと佇む神社がありましたので、
あわせて参拝致します。

まずは、殿町稲荷社です。






















コインパーキングの一画にある神社ですが、
ご由緒書き等の情報は一切ありませんでした。

ひっそりと佇む感じで味のある神社ですが、
こちらのパーキングには有料老人ホームが建設予定のようなので、
こういった形で参拝できるのはあとわずかかもしれません。

続いて、同じ殿町3丁目にあります、
Google Map上は「祠」とだけある神社へと向かいます。




















元は屋敷神であったような雰囲気ですが、
こちらもご由緒書き等ありませんので、
詳細は不明です。

このエリアは多摩川も近く、
どこか清々しい雰囲気がありますね。



2025年6月25日水曜日

京急大師線の旅 ① 小島新田駅から田町厳島神社(旧社殿)

廃墟化した社殿


今回は京浜急行大師線の小島新田駅を出発して、
JR川崎駅まで徒歩で歩いて、
沿線の神社巡りを致しました。

京急大師線は乗車するのが初めてです。



















土曜日の午前11時頃に行ったのですが、
京急川崎駅からは10分おきの発車となっており、
ちょうど座席が全部埋まるくらいの混雑でした。

乗車時間は10分程度で終点の小島新田駅に到着しました。

駅周辺は基本的には住宅街という感じですが、
貨物船の線路を超えると工業地帯としての色彩が強くなります。




















その貨物船の線路を陸橋で渡ってすぐの場所に小島新田公園があり、
その中に、今回の最初の目的地である田町厳島神社(旧社殿)がございます。






















田町厳島神社は既に1986年(昭和61年)に、
若宮八幡宮参集殿郷土資料室内に遷座されております。

元々は、当地でさかんだった海苔養殖の豊作と海難防止を祈願する
海苔弁天として崇められたそうです。

現在の社殿は物置として使われているようで、
また、屋根部分は結構朽ちてきており、
ちょっと残念な感じは致します。

ただ、小島新田公園自体は広く気持ちの良い公園で、
私の訪問時もピクニック的に宴会をやっているグループがありました。

あと、いきなり蚊に刺されたのは、
ちょっと油断をしていました。
夏の散策は蚊の対策も必須です。