方角的には荻窪駅から更に離れ、日本大学第二中学校・高等学校方面に歩きます。
天沼熊野神社は住宅街の中にある神社で、
住宅街に自然に溶け込んでいるような佇まいです。
(天沼熊野神社) |
天沼熊野神社ですが創建年代については不詳とのことですが、
以下の2つの説があるとのことです。
① 768年 (神護景雲2年) に東海道巡察使が武蔵国に来たときに、
氏神を勧請し別当を置いたのがはじまり (社伝によるもの)
② 1333年 (元弘3年) に新田義貞が北条高時を討つために鎌倉へ軍を進める途中、
この地に陣を敷き社殿を創設したのがはじまり
いずれにしても古い歴史を持つ神社であり、
天沼村の鎮守として当地を長い間見守ってこられたこには変わりありません。
それでは早速参拝へと向かいます。
境内はコンパクトにまとまっていてスタイリッシュな雰囲気ですが、
拝殿は重厚感が漂います。
(天沼熊野神社 - 拝殿) |
境内にはいくつか見所があり、中でも「出世杉」の根は必見。
新田義貞が植えたと伝えられている杉の切り株ですが、
残念なから1946(昭和21)年までに枯死したものです。
(出世杉の根) |
また力石は極めて状態の良いものが保存されていますね。
(力石) |
これらのものは境内社と同じ領域に保存されています。
左から稲荷神社、三峰神社、太現神社、須賀神社となっています。
(稲荷神社と三峰神社、太現神社、須賀神社) |
最後に入口付近にある白玉稲荷神社にも参拝致します。
手前にある道祖神も趣のあるもので必見かと思います。
(白玉稲荷神社と道祖神) |
住宅街にある神社の中には付近と一線を画す厳かさがあるものもありますが、
天沼熊野神社については良い意味で明るい開放感がありますね。
親しみやすい神社といった雰囲気を感じました。
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