20年程前にも一度来ていますが、その時見たポンペイやエルコラーノの
モザイクの美しさに見せられての再訪となります。
(ナポリ国立考古学博物館) |
ナポリ国立考古学博物館 (Museo Archeologico Nazionale) の歴史は古く、
1734年にナポリ王国の座に就いたブルボン家のカルロ3世に遡ります。
カルロ3世が母親のエイザベッタ・ファルネーゼから受け継いだ
至宝のコレクションを展示することから博物館の歴史はスタートしたのです。
国立考古学博物館の入場料は €12.00 ですが、
私は カンパニア・アルテカード (Campania Arte Card) を
事前に購入しているので、受付で提示して手続きをして中に入ります。
なお、受付付近には日本語の館内地図がありますので、
これがあると便利です。
ここからは個人的に印象深かったエリアをご紹介していきます。
まずは地下 (sotterraneo)「エジプトコレクション」です。
A13 地球の歩き方 にはトリノ博物館に次ぐ国内第2の規模と
さらっと書いてあるだけですが、良質のコレクションが揃っています。
ここははずせません。
(棺) |
(石碑) |
再び1階 (piano terra) に戻りファルネーゼ家の彫刻コレクションと
宝石コレクションを堪能致します。
「ファルネーゼのヘラクレス」「ファルネーゼのカップ」など
有名なコレクションが惜しげもなく飾られているという感じです。
(ファルネーゼのヘラクレス) |
(ファルネーゼのカップ) |
中2階 (Piano Ammezato) は最注目のポンペイ・エルコラーノの
モザイクが展示されているエリア。
「アレクサンドロ大王の戦い」 は巨大なモザイク画で迫力満点、
これ以外には不気味な「メメント・モリ (ラテン語で「死を想え」
「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」といった意味)」が印象的。
このエリアはそれ程広くないエリアのすべてが見所!
腰を落ち着けてみるところですね。
(アレクサンドロ大王の戦い) |
(メメント・モリ) |
更に2階 (primo piano) へ登りますと、
フレスコ画、ガラス、彫像などの豊富なコレクションがあります。
個人的には何といっても見どころはフレスコ画ですね。
ポンペイやエルコラーノの遺跡に行く場合は特に必見です。
(サッフォー) |
(フローラ) |
世界規模で見ても最も重要な博物館の一つであるこちらの博物館。
リアルに時間が無ければモザイクとフレスコ画だけ見るという手もありますが、
それではちょっともったいな~という感じです。
今度いつ行けるかわかりませんが、
次回のナポリ訪問の際にも確実に行きたい場所ですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿